2015年5月10日日曜日

カエデ・丹村 にむら

ムクロジ科、カエデ属
学名:Acer amoenum "Nimura"(1980)
オオモミジ系です。
農水省に1976年出願で、1980年に登録されました。
大阪府池田市の丹村さんの出願です。
植物体の特性は、次の通りです。
「本品種は樹高が低く、枝幹が細く、新葉が暗紅紫色で繊細な品種である。全体的な樹姿、枝葉の特性は「おきな」に類似するが、新葉は「のむら」と同じく紫紅色で、5~7枚に深裂する裂片の巾が特に狭く繊細である。暗紅紫色の新葉の色は成熟葉となるにつれ淡緑色に変り、秋の紅葉期にも、東京、大阪附近では、年により一部黄緑又は淡紫紅色の葉が混じる程度である。葉の大きさは「おきな」とほぼ同じである。発芽期は3月末から4月上旬頃である。」
育成経過は次の通りです。
本品種は出願者が昭和39年に「のむら」の実生苗を自園で栽培中に、矮性の1個体を発見し、同40年に「やまもみじ」の台木に接木し、これを保存し、さらに接木増殖して、施肥条件等を変えて栽培試験を行い特性の調査を行つてきた結果、当初の特性が安定していることを確認したので「丹村」と命名したものである。」
2014年4月30日、宇陀市・カエデの郷

2014年11月6日、同所


 

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