マンサク科、イスノキ属
学名:Distylium racemosum
別名:ユスノキ、ユシノキ、ヒョンノキ
生育地:日本の関東以西、台湾、中国、韓国の済州島
形態:常緑、高木、20m
花は小さく、咲く期間も短いようです
名前の由来は諸説ありますが、はっきりとはしないようです
この個体には虫は付いていません
2012年11月16日、奈良市・春日大社万葉植物園
これは、イスノキのヒョンノミ(実)です
ただし、植物の実ではなく、虫こぶです
イスオオムネアブラムシ(又は、イスノキオオムネアブラムシ)という昆虫の巣です
成長過程で羽(翅)の無い時期をここで過ごし、5月頃羽が生えるとシロダモの木に移動します
以前は、それぞれの木特有の別種の昆虫と認識されていましたが、移動することに誰かが気付いたのです
このヒョンノミは固く中が空洞です
笛となり、吹くとヒョウという音がします
それでヒョンノミです
2013年11月2日、交野市・大阪市大植物園
右側は、上の虫とは別でイスノキコムネアブラムシの巣です
左は、実で、雌しべの残骸が残っています
以上4枚、2016年6月8日、交野市・大阪市大植物園
ここでもイスノキコムネアブラムシが寄生しています
寄生しているのが普通で、イスノキを見分けるポイントになっています
2017年5月18日、京都府立植物園
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