2018年1月19日金曜日

オオバシダソテツ 大葉羊歯蘇鉄

 
スタンゲリア科、スタンゲリア属
学名:Stangeria eriopus
2016年7月30日、札幌市・北大植物園
 
「南アフリカ共和国の東海岸の沿岸部にだけ生育している1科1属1種植物のオオバシダソテツ(Stangeria eriopus)の標本を調査したG. Kunzeは葉の形態からシダ植物に分類してLomaria coriaceaという学名を与えました。その後1851年にオオバシダソテツの生きた個体をDr. Max Stangerがイギリスに送り育生したところ、なんと驚いたことに、その植物は胞子を作らずに地面の下から、もこもこと球花を出したのです。慌てて植物学者達は分類をシダ植物から裸子植物に変更し、学名をDr. Max StangerにちなんでStangeria paradoxaとしました。Paradoxとは逆説ですから、シダの葉をもつソテツ類という矛盾した意味を込めたのです。しかし種小名は一般に、その植物の特徴を表現したほうがいいということで、学名はStangeria eriopusに改正されました。Eriopusとは軟毛が多いという意味で、新葉が毛で覆われていることからきています。 」(日本新薬、植物図鑑DB、植物こぼれ話、より)
 
 
ソテツです
 
 

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