2014年9月22日月曜日

オンシジウム・シャリーベイビー・’ホワイトフラッシュ・リカ’  Oncidium Sharry Baby 'White Flush Rika'

ラン科、オンシジウム属
種苗法という法律があります
それに従い、農水省では新品種の登録をしています
 
これも登録してありますが、その「登録品種の植物体の特性の概要」はつぎの通りです
「この品種は,「シャーリーベイビー スウィートフラグランス」のメリクロン苗から発見した変異株であり,花は赤茶色で先端に浅黄が入り,リップは腎臓形で黄白の単色の鉢物向きの中型種である。  草型は中,草姿は斜上である。ぎ球茎の有無は明確,正面の形は卵形,平面の形は長楕円形,溝の有無は有,高さは 101~125mm,長径は 61~75mmである。葉の正面の形は広線形,先端の形は鈍形,横断面の形はⅢ型,向きは斜上,下垂性及び長さは中,幅はやや広,全葉数は 6,下位葉数は 2である。花序の型は複総状,分枝回数は1回,無限花序の性質は無,花序の長さは長,幅はやや狭,花数は多,花茎の長さ,幅及び強さは中である。花型は平,花の横径及び縦径は小,花全体から受ける花色はその他(赤褐色),ドーサル・セパル正面の形は長楕円形,先端の形は鋭形,ねじれは無,ラテラル・セパル及びペタルの形は長楕円状披針形,先端は鈍形,ねじれは無,リップ正面の形はⅥ型,先端の形は腎臓形,側裂片の大きさはかなり小,長さは短,幅は狭である。ドーサル・セパル,ラテラル・セパル及びペタルの地色は赤茶(JHS カラーチャート0715),斑の色は浅黄(同2504),斑の模様は爪斑,リップは黄白(同 2701)の単色である。カルスの色は赤紫色,カルス周辺の色は穏赤紫である。花の香りは弱,開花期は不定期である。 「シャーリーベイビー スウィートフラグランス」と比較して,セパル及びペタルの地色が赤茶であること,斑の模様が爪斑であること,リップの色が黄白の単色であること,花の香りが弱いこと等で区別性が認められる。」
 
「登録品種の育成経過の概要」は次の通りです
「この品種は,出願者が昭和63年に「シャーリーベイビー スウィートフラグランス」のメリクロン苗をフラスコで導入して栽培し,平成2年に開花した中に花色の異なる個体を発見し,以後,増殖を行いながらその特性を確認して育成を完了したものである。」
 
2013年7月6日、大阪市・咲くやこの花館


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