クワ科、イチジク(フィカス)属
学名:Ficus microcarpa
名前の由来:沖縄方言の「絡まる」
生育地:日本では、屋久島・種子島以南。台湾・中国南部・インドからオーストラリアにかけて
形態:常緑、高木、20m
沖縄では、ガジュマルの大木にはキジムナーという妖精が住んでいると伝えられています
2013年7月6日、大阪市・咲くやこの花館
ぶら下がっているのは気根です
だんだん伸びて地面に付くと太くなりますが、それが左の幹かと思うような状態になります
沖縄国際海洋博覧会は1975年に開催されました
その時に植えた個体でしょうか
41年が経過しました
2016年4月12日、沖縄県本部町・海洋博公園
2000年4月、タイ・アユタヤ
ガジュマルは気根を出して何でも絡めとります
1752年、アユタヤはタイの首都でしたが、隣国ビルマ(現ミャンマー)から攻撃され破壊しつくされました
その時、全ての仏像の首が切られ、たまたまガジュマルの根元に残されたものがこんな形で今に伝えられています
不思議なのは、何故仏教徒のビルマ人が仏像の頭をちょん切ったのかです
小川忠「インドネシア、多民族国家の模索」より