2019年3月11日月曜日

ウスキタンポセミタケ 薄黄打包蝉茸

2018年10月28日、京都府立植物園
 
 
ノムシタケ科、ノムシタケ属
学名:Cordyceps pleuricapitata
 
「ウスキタンポセミタケは沖縄県の西表島にだけ見られる冬虫夏草の仲間です。本種は沖縄本島および先島諸島に生息するイワサキクサゼミから発生します。子実体(きのこ)は幼虫の口器や頭部、または胸部背面から生じ、高さは2~5cmで淡黄色をしています。名前は子実体の色と形に由来しており、分枝してタンポ(拓本を採るときに使う道具)の形をしています。5月から7月にかけて、オニヘゴやリュウビンタイなどのシダ植物が生育する常緑樹林内で発生します。
冬虫夏草の発見はきわめて難しく、発生する可能性が高い場所(発生坪)で探したとしても、1時間に40~50cm程の間を探すという、非常に忍耐力のいる作業になります。また、寄生主が地中に埋まり、子実体(きのこ)だけが地表に出てくることの多い幼虫生の冬虫夏草は発生周期も長く、30年から50年に一度発生するという種類もあります。このように、発見が非常に困難な冬虫夏草の中には未だ発見されていない種もたくさんあるはずです。冬虫夏草の保護のためには生育環境の長期継続的な保護が必要といえます。」環境省・いきものログのサイトより
 
 
ユーフォルビア・クーペリです
 
 

0 件のコメント: