2017年6月5日月曜日

ロクジョウオオムギ・春雷

2019年3月23日、大阪市・咲くやこの花館
 
 
2016年5月14日、宇治市植物公園
 
 
イネ科、イチゴツナギ亜科、オオムギ属
ロクジョウオオムギの学名:Hordeum vulgare f. hexastichon
 
農水省に品種登録してあります
「登録品種の植物体の特性の概要」
この品種は、「ミノリムギ」に「東山皮68号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期はやや早生、耐倒伏性及びしま萎縮病抵抗性が強く、子実の外観と精麦特性が優れ、関東北部、東山、北陸及び南東北地域に適する品種である。叢性はやや匍匐型、株の開閉は中である。稈長はやや長、細太及びワックスの多少は中、剛柔はやや剛、葉色及び葉鞘のワックスの多少は中、葉鞘の毛の有無は無である。穂長は中、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度はやや長、条性は六条、芒の多少は多、芒長はやや長、浮の色は黄である。粒の形はやや長、粒の大小及び千粒重は大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は上の中である。播性はⅠ、茎立性、出穂期及び成熟期はやや早、脱芒性及び穂発芽性は易、脱粒性は中、耐倒伏性及び耐凍上性は強、耐寒性はやや強、耐雪性はやや弱、収量性が多である。粒質は中間質、精麦歩留及び精麦白度は大である。しま萎縮病抵抗性は強、赤かび病抵抗性はやや弱、うどんこ病抵抗性は中である。「アサマムギ」と比較して、叢性が匍匐型であること、葉色が中間色であること、粒が大きいこと、耐凍上性が強いこと、精麦歩留が大きいこと等で、「ミノリムギ」と比較して、稈長が短いこと、葉鞘の毛がないこと、粒着が密であること、播性が低いこと、出穂期及び成熟期が早いこと、粒質が中間質であること、しま萎縮病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。」
「登録品種の育成経過の概要」
この品種は、長野県農事試験場(須坂市)において、昭和53年に「ミノリムギ」に「東山皮68号」を交配し、56年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により選抜、育成された固定品種である。59年から生産力検定予備試験、60年に特性及び系統適応性検定試験、61年以降「東山皮85号」の系統名で奨励品種決定調査等の試験を行い地域適応性を検討し、その特性を確認して育成を完了したものである。平成2年は雑種第12代である。2年に農林水産省育成農作物新品種となった。」
 
 
カズノコグサです
 
 
 

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