ススキノキ科、キスゲ亜科、ワスレグサ(キスゲ、ヘメロカリス)属
学名:Hemerocallis citrina var. vespertina
別名:キスゲ(黄菅)
葉がスゲに似て細いのでこの名があります
生育地:本州、四国、九州
場所:湿った草地など
形態:多年草、最大150cm
夕方に咲き始め、翌朝にはしぼんでしまいます
ワスレグサの仲間の中で夕方に咲き始めるのはこれのみです
万葉の頃はワスレグサ属全部がひっくるめてワスレグサ(忘れ草)の名で登場し、この花を身に付けると花の美しさでいやな事や悲しい事を忘れられるとされておりました
大伴旅人に次の歌があります
「忘れ草 わが紐に付く 香具山の 古(ふ)りにし里を 忘れむが為」
中華料理でつぼみを食べると嫌なことを忘れるほどおいしいという説もありますが、ワスレグサは日本の言葉ですからこちらが正しいような気がします
2016年7月16日、京都府立植物園・暗室
夜を作りだした部屋です
カサスゲです
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