2018年10月28日、京都府立植物園
タマバリタケ科、ヌメリツバタケ属
学名:Mucidula mucida
場所:ブナの立ち枯れ
「日本産ヌメリツバタケ(Japanese M. mucida)として知られている菌は,形態的特徴および核rDNAのITS領域を用いた分子系統解析の結果,M. mucida var. asiaticaと同定された.本変種は,ひだに皺を持つ日本固有種のヌメリツバタケモドキ(M. mucida var. venosolamellata)とは,肉眼的特徴に基づいて区別されてきた.しかし,両菌は交配可能であり,両菌の中間的な形態的特徴を示す捻性な子実体を形成した.さらに,ITS領域に基づく分子系統樹において,両菌は1つのクレード内に混在した.これらの結果は,両菌をM. mucidaの種内分類群として分割すべきでないことを強く示唆する.また,日本産ヌメリツバタケ(ヌメリツバタケモドキを含む)は,担子胞子の大きさ,傘表皮組織の構造およびITS領域を用いた分子系統解析結果において,M. mucida var. mucidaとは明らかに種レベルで異なった. 」日本きのこ学会誌より
パパイア・ベニテングです
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