2020年7月12日日曜日

ツバキ・草紙洗 そうしあらい

 
2019年3月31日、京都市・武田薬品薬用植物園
 
 
ツバキ科、ツバキ(カメリア)属
「八重咲き、大輪、3~4月咲き。江戸期から伝わる古典品種。『草紙洗(草紙洗小町)』というのは能の曲名で、その筋は以下の通り。宮中の歌合(うたあわせ/短歌の優劣を競う遊戯)で、小野小町の相手となった大伴黒主(おおとものくろぬし/小野小町同様、六歌仙のひとり)が、前日に彼女の歌を盗み聞き、『万葉集』の草紙に書き込んでおく。歌合の当日、小野小町の歌は帝から賞賛されるが、大伴黒主は書き込みを入れた草紙を示し、盗作だと非難する。しかし、筆跡を怪しんだ小野小町が草紙を水で洗うと、書き込みは流れ去り濡れ衣は晴れる。ちなみにその時のお題は「水辺の草」で、小野小町が詠んだ歌は「蒔かなくに何を種とて浮草の波のうねうね生ひ茂るらん」」(草木図譜のサイトより)
 
 
ツバキ・雪中花です
 
 

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