2018年8月15日水曜日

タナイカシ・化石

 
ブナ科、コナラ属
神戸層群の化石の中には、とてもよく見つかる、いわゆる「多産種」と認識されている化石葉があります。
僕の認識では、フウ、トサミズキ、ケヤキ、カバノキ科、ブドウ?(非分裂葉の単葉で、心形~円形の葉、中途半端な掌状脈移行型のような葉)、そして、タナイカシです。
ブドウ様の葉は、シナノキ、カツラ、プラタナス、マルバノキ(マンサク科)があります。
このような葉は特徴的なのですが、どれも良く似ているので(他人の空似)、各地いろいろな名前が付けられているようです。
はっきり言って、タナイカシが神戸層群の中で一番多いといってもいいくらいです。
タナイカシは学名がQuercus miovariabilis Hu et Chaneyといいます。
Quercus variabilis Blumeは現生のアベマキで、mioは中新世のという意味ですので、
中新世のアベマキという意味になります。
コナラ属はブナ科の中でも冷温帯~暖温帯までの温帯の「雑木林」を構成する重要な種類です。
温帯の森林の主要構成種であることが多いということです。」兵庫県私設博物学研究所のサイトより
2018年5月22日、大阪市・長居植物園
 
 
シラカシです
 
 

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