2015年6月18日木曜日

ツバキ・銀葉椿 ぎんようつばき

2015年2月7日、京都府立植物園
 
 
ツバキ科、ツバキ(カメリア)属
1986年に伊豆大島の太田さんという方が農水省に品種登録しています
少し長くなりますが、登録品種の植物体の特性の概要は以下の通りです
 
「この品種は、育成者の所有するつばき園で、細葉で銀緑色を呈する実生個体を発見して育成されたものであり、花は鮮ピンク色の一重で筒咲きの鉢植向き極小輪花である。樹形は立性状、樹高はわい性で、枝の太さは細く、分枝性は密であり節間長は短い。葉形は披針形、葉姿は反曲及び中折で、先端の形は鋭尖形であり葉脚は鋭脚である。葉の大きさは中で厚さはやや薄い。葉縁の形は鋭い細鋸歯であり、葉色は銀緑色で光沢が有り、斑の種類は覆輪で、葉脈の模様は複雑であり、明瞭さは透明で凹、葉柄の長さは中で毛は無い。花は一重の筒咲きで蕾の形は円形である。花の着き方は上向きで、花の大きさは極小輪花である。花色は鮮ピンク色(JHSカラーチャート0104)で、花弁は丸弁で弁脈は無く、弁縁の形は丸く厚さは厚い。花弁数は5~6枚である。雄ずいの形は筒しべで、花糸は白色で、数、太さは中である。花弁と雄ずいはゆ着する。子房は3室で毛は無く、雌ずいは雄ずいより短く退化していない。蕾時の雌ずいの露出は無い。花の香りは無く、育成地(東京都大島町)における開花期は12月中旬の初冬咲きである。「やすり葉」と比較して、葉姿が反曲及び中折であること、葉の先端の形が鋭尖形であること、葉脚が鋭脚であること、葉の大きさが中で厚さはやや薄いこと、葉縁の形が鋭い細鋸歯であること、葉色が銀緑色で光沢が有ること、葉脈の模様が複雑で明瞭さが透明であること、花色が鮮ピンク色であること等で区別性が認められる。」





0 件のコメント:

コメントを投稿