2014年12月24日水曜日

ナンキンハゼ 南京櫨

ナンキンハゼの子供です
ここは奈良公園の中ですが、鹿に食べられていません
鹿が食べない植物は何種類かあります
ナンキンハゼは名前の通り中国からの外来植物ですが、奈良公園、若草山、春日山に増え、昔ながらのこの近辺の植物体系を破壊しつつあり問題となっています
2013年12月3日、奈良公園

 
 
 
上の写真では花穂が下を向いています
下では元気良く上を向いています
その違いは・・・・・
 
一本の花穂の根元の方に雌花が、先端側に雄花が付いています
残念ながらこの写真でははっきり見えません
そして、一本の花穂の雌花と雄花は同時には咲きません
どちらが先に咲くかは、この植物としては決まっておらず、どちらかです
これは自家受粉を避ける仕組みです
別の木の花粉をもらって子孫を残すのです
同じ木同士で受粉すると強い子供を作れない可能性があります
 
先程の、下向き、上向きの違いに戻って、これが関係しているのかどうかを含めて分かりません
2枚とも、2014年6月29日、奈良公園
 
 
2012年10月6日、明日香村・万葉文化館
 
 
2014年11月2日、明日香村・万葉文化館
 
 
 
以上2枚、2018年11月10日、神戸森林植物園
 
 
 
以上2枚、2019年11月23日、宇治市植物公園
 
 
 
以上2枚、2012年11月16日、奈良市
 
 
2018年5月22日、大阪市・長居植物園
 
 
トウダイグサ科、ナンキンハゼ属
学名:Triadica sebifera
原産地:中国・台湾
名前の由来:ハゼノキの代わりに蝋を採る材料として使われるようになった中国原産の木の意味
形態:落葉、高木
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿