2014年9月28日日曜日

オオオニバス 大鬼蓮

スイレン科、オオオニバス属
学名:Victoria amazonica
Victoria は、イギリスのヴィクトリア女王にちなんだ名前です
amazonicaは、原産地ブラジルのアマゾン川を現します
オオオニバスの花は2日にわたり夜に開花します
花は夜に咲き、日中は閉じて翌日の夜に再度咲きます
1日目の花は白く、香りがあり、2日目はピンクに変色して香りはほとんどありません
この習性は昆虫と密接な関係があります
まず、闇夜の中でも花の強い香りに誘われ、多くの虫達があつまります
虫達が花の中もぐりこんで食事をしている間に朝がきます
花はゆっくり閉じていくと、同時に虫達も花の中に閉じこめられることになります
翌日、2日目の夜に再び花が開いた頃には虫は花粉まみれですやっと開放された虫はまた次の花を探しに飛び立ちます
でもこのときに探すのは決まって開花1日目の香りのある白い花です
このように異なる花同士の花粉を昆虫に運ばせることで、丈夫な種子を作るように仕組んでいるのです
 
この花は、1日目の夜の翌日と思います
現在、12:24です
尚、この個体はパラグアイオニバスとの雑種ではないかとの説明がありました
2014年4月5日、大阪市・咲くやこの花館
 
 
生まれたての葉です
葉の表を内側にして丸まっていますので、見えているのは葉の裏側です
棘があるのは、葉を魚などに食べられないようにするためです
 
 
これも裏側です
空気が入っています
子供が乗れるのはこのためです
 
 
2012年5月27日、大阪市・咲くやこの花館
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿