2013年11月6日水曜日

アカマツ(赤松)

2012年1月22日、京都府立植物園

2012年11月16日、奈良市・春日大社万葉植物園

マツ科、マツ属
学名:Pinus densiflora
樹皮が赤っぽいので赤松です
一方、黒松は黒っぽいです
別名:メマツ(雌松)
黒松は雄松と呼ばれますが、それに比べると、針葉が柔らかく枝ぶりも小ぶりです
生育地:日本、朝鮮、中国
赤松は内陸部、黒松は海岸部に生育します
マツタケは、赤松林又は針葉樹の混合林に生えます

浅間山の鬼押し出し(溶岩)に生えるアカマツです
2016年8月18日
 
(渡辺一夫「イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか」より)
「溶岩上に育つアカマツ
乾燥や貧土壌に適応した体の構造をもち、菌との共生をすることによって、厳しい環境で生き抜く力がある。攪乱が起こった後の明るい場所に真っ先に定着し、素早く成長する先駆種である。」
「乾燥に強い理由としては、土中から水分を吸い上げる圧力が強いことがあげられる。吸い上げる力の源は体内の浸透圧であるという。(略)また吸った水を逃がさない工夫もなされている。たとえば葉の構造である。たとえ気孔を閉じていても、植物の葉の表面からは水分の一部がどうしても蒸発してしまう。ところが、針葉樹の葉は針のように丸く尖っているので、厚く表面積が小さく、かつ表面に厚いワックスが施されている。」
 
 

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