2013年8月8日木曜日

イヌマキ(犬槇)

雌雄異株で、これは雄花です
2013年5月29日、橿原市
 
上の丸いのが種子で、赤い細長いのが花托又は花床と言われるもので甘くて食べられます
鳥は赤い部分を食べるために全体を摘んで飛んで行き種子を散布してくれます
イヌマキは古いタイプの植物です
その後に出てきた広葉樹の実は、例えばサクランボのように種子を果肉が包んでいます
全体を食べて種子を糞と共に遠くに落としてくれます
植物は、動物と異なり自ら移動することができませんので、甘い餌を与えて動物に運んでもらい生育域を広げます
2015年10月10日、豊中市・服部緑地・都市緑化植物園
 
 
花托ができなかった実です
2012年11月2日、橿原市
 
2013年11月27日、橿原市・香久山・万葉の森
 
左側です
出節とは、節が面白く出た材でこの出方の趣きを楽しみます
2013年11月16日、宇陀市・カエデの郷
 
 
マキ科、マキ属
学名:Podocarpus macrophyllus
別名:マキ
名前の由来:これとは別に「マキ」という植物があり、それに劣るのでイヌマキとしました
その別の「マキ」とは、スギとするか、コウヤマキとする説があります
生育地:関東以南の日本、台湾
タイプ:常緑、針葉、高木、20m
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿